母親は今、脳梗塞で要介護4の状態です。
その母が、まだまだ元気だった40代の頃血圧も高く病院に通っていました。
塩分の多いものは食べないようにして、薄味のメニューばかりでした。
そしていつも言っていたのが「卵は一日一個まで」でした。
その頃、私は中学、高校生。部活は陸上部でしたがこの「卵は一日一個まで」がしっかり守られていて私も一日一個以上は食べることはありませんでした。
「卵は一日一個まで」がなくなった
私は、この「卵は一日一個まで」を数年まで信じていました。
それに、私は家族性の高コレステロールで、健診でいつもコレステロール値が高く出ていました。
それが、最近になって「食事ではコレステロール値は上がらない」といわれるようになってきました。
これは、コレステロールは食べたものだけで作られるのではなくて自分の体で合成される量のほうが多いことがわかったきたからです。
卵でたんぱく質がしっかり摂れる
たまごの栄養は、まずは、たんぱく質です。一個あたり6.2gです
人の体のほとんどは、水なのですがその次に多いのがたんぱく質なのです。
たとえば、ニキビができていて早く治したいからビタミンBとかのサプリを摂ったとしても皮膚を形成するために大切なたんぱく質が不足していれば治りは遅くなるんです。
内臓などもたんぱく質でできているので、内臓が傷ついたときに修復するためにはたんぱく質が必要になってくるのです。
たまごは、その大切なたんぱく質のほかに栄養がたくさん入っているのです。
私は、一日3個食べているので卵だけでたんぱく質が20g近く摂れるのです。
アミノ酸スコアが100
アミノ酸スコアとは、人の体は食事から摂る必要のあるアミノ酸が9種類あります。
そのアミノ酸がどれくらい入っているかいう目安になるのがアミノ酸スコアです。
100という数値が理想とされるもので、たまごがそのアミノ酸スコアが100なのです。
そして、アミノ酸は女性にとって大事なコラーゲンの主成分なのですよ。
卵黄、卵白とも優秀な栄養
卵黄の栄養素は、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンD、ビタミンB1、鉄。
卵白は、ビタミンB2、カルシウム。
これだけの栄養が含まれているんです。
卵黄も卵白もこれだけ優秀な栄養素を持っているのです。
それに、レシチンが含まれているんですけど、レシチンの作用は、脳の記憶に関する神経伝達物質のアセチルコリンを作るのに必要な栄養素なんです。
大豆の3倍ぐらい入っていて、食品の中では一番脳に吸収されやすいんです。
食べ方によって栄養の吸収が違う
卵の食べ方によって栄養の吸収が違ってくるんです。
ビタミンBをしっかり摂りたいときは、生卵
ゆで卵は、「ビオチン」の吸収が良くなります。「ビオチン」は、髪の毛を作る成分が多く含まれています。
私が一番、食べているのが半熟卵です。ダイソーで購入した「温泉卵器」で作っています。
この半熟卵が、一番効率よく栄養をまんべんなく摂れるのです。
半熟卵とゆで卵だと吸収の時間が違ってくるようです。
一日3個食べてもお肉より安くつく
朝は、温泉卵にしてお味噌汁、お昼はゆで卵、夜はお料理に使ったりしています。
夫婦二人で、三日で1パックぐらいのペースで食べています。
卵1パックが、200円だったとしても三日で1パックなのでとても安くつく。
お肉より安い卵で栄養はしっかり摂れるのです。
卵は料理にも使いやすいし、一日3個以上食べるときもあります。
コレステロールの心配は?
卵は、確かにコレステロールは高い食べ物です。
心配な人は、1個ぐらいで抑えてもいいのかもしれません。
私は、他のコレステロールが高い食べ物はあまり摂らないので気にしていません。
卵に含まれる栄養素のことを考えると卵中心の料理を考えるようになりました。
これだけの栄養を摂れる食品は他にないのです。